黒猫亭

椿山荘

連休の３，４日、一泊であこがれの椿山荘に泊まってきました！都内のホテルでありながら都心から一歩離れた閑静な場所にあり、しかも落ち着いた高級感があり、ずっと「一度泊まってみたい」と思っていた場所でした。今回、どこかに行こうかと夫が言い出したのが連休直前、べべこもいるし、そんなに遠くは無理。それにもうどこもいっぱいで混んでるよ。それならいっそのこと、都内のホテルに泊まらない？っていうことになった。



ゴールデンウイークは普段より当然値段アップ、しかも選択したお部屋は「シティービュー」でなくせっかくだからということで「ガーデンビュー」ということでこれまたアップ。しかし１２階のツインの部屋から見えるのはこの風景！ガラス越しで上手に撮れませんでしたが、神田川が太陽にきらきら輝いて本当に美しい！この右の方にはずっと椿山荘自慢のお庭が広がっております。夜になるとライトアップされるそうで楽しみ〜☆

お部屋はこんな感じ。和風とアジア風と洋風がうまく混合している感じ。とても落ち着くお部屋です。

「スパ」「ジム」「プール」「ジャクジー」がついているプランだったので、部屋で荷物を置いてさっそくプールへGO!写真を撮るのを忘れてしまいましたが、本当に綺麗なプール！でも残念だったのは泳ぐためのプールと言うよりもリゾート用のプールという感じで、形も丸っこい形だったし縦の長さもあまりない。２０メートルくらいはあったのかな。しかも連休で子供だらけ…ということでせっかく夫は水着を買っていったのに、専らジャグジーと屋外お風呂、それからサウナにのみ使っていた感じでした。

一応ちょこっと泳いでからジャクジー（本当はジャクージーなんですよね）につかり、外のお風呂につかり（これは気持ちよかった！岩風呂の露天風呂。狭かったけど）、ドライサウナとスチームサウナに両方入り、しゃーないからジムに行くか、ということでプールからは退散。

フロントでトレーニングウエアを借り、それに着替えてジムへ。夫はジムデビュー。いくつかマシンに挑戦して（しかし数が少なかった）いるうちにもう６時半！７時からレストランを予約していたので、もう行かなきゃ、ということで更衣室のスパで汗を流して、館内のイタリアンレストランへ〜。


レストラン、イル・テアトロの中はこんなに美しいディスプレイがあるような素敵な空間。でも予約しておいた方がいいですよ、というアドバイスに従って正解の満席。同じ館内のフレンチレストランではファミリー向けのビュッフェ＆管弦楽の生演奏のイベントがあったので、幸いこっちは子供が全然いなくてよかったです♪でも私の後ろのグループはワインの蘊蓄を話し合っていてうっとうしかったけど(^_^;

お料理は高いグラスシャンペンを奮発し、コース料理は夫が普通のコースを、私は季節のアスパラのコースを選択。そんなに食べられるの？この人何をそんなに張り切ってるんだろう？と夫は思ったらしい。

でもおいしかったです。これは前菜の「マグロとカンパチのカルパッチョ」。上に載っているのは缶詰でない生をゆでたホワイトアスパラと、野生のアスパラ。野生のアスパラは普通のアスパラと違って山菜みたいな感じでした。

これはアスパラのリゾット。これが一番おいしかったかも。アスパラの風味が十分に生かされていて、控えめな味だったけど香りがとても良かったです。



これはデザート。手前がアスパラのアイスクリーム。これはちょっと外れ〜。アスパラとアイスは合いません。。後ろがリコッタチーズのデザートでこれはとてもおいしかった。

メインディッシュもあったけど、おいしかったけどまあそんなに期待していたほどではなかったので省略。チョト張り切りすぎたかも、とやや反省した夜でした。

その後、お庭を散歩。夜モードにするとどうしても上手に撮れない。。。三重の塔もライトアップされていて写真撮ったのだけど、ぼけぼけですー。これもぼけぼけで恥ずかしいですが、これがぼけてなかったら、と思えば綺麗でしょ(-。-;)

同じ場所、次の日はこんな感じでした。おぉ〜、ピントが合っているってすばらしい（笑）


３０分くらい散歩して、その後部屋に帰って借りてきたDVD（かもめ食堂）を少し見る。でもディナーが終わったのがなんと１０時近かったので（お料理をゆっくり持ってきすぎ）、もう半分眠くて、３０分くらい見たところでダウン。部屋の美しいバスルームも使わず（でもジムの後スパ入ったしね）寝てしまいました〜。

厚いカーテンのおかげで朝は８時半ごろまで爆睡。朝食は館内の「みゆき」という和食レストランで。カメラを持っていくのを忘れましたが、ここの和定食は本当においしかった！どの小鉢もお味が絶妙でした。もしかして夜もこっちにすれば良かったのか。

そしてその後、夫は再びプール＆ジムへ。私も本当はせっかくだしもう一泳ぎしたかったのだけど、残念ながら頭痛がひどくて部屋で休むことにしました。一人で部屋で昨日のDVDの続きを視聴。いい映画だわ、かもめ食堂。なんだか心がゆったりとして、こんな風に生きて行けたらいいなあと思ってしまうような映画。見ているうちに薬が効いてきたせいかだんだん頭痛も収まり、泳いでもいいかなと言う気分になってきたのだけどもうあと１時間もしないうちにチェックアウトタイムだったのでそのまベッドでゴロゴロ。チェックアウト時間の１０分前になっても夫はジムから帰ってこないので、夫の分も荷物をまとめてロビーで待つことにした。そしたらフロントはチェックアウトを待つ人で混み混み。なんだ、そんなにあせらなくても良かったのね。

無事、チェックアウトをすませてから再びお庭を散歩。初夏みたいに暑い日だったけど、日陰はとても涼しく、とても気持ちの良い散歩をすることができました。


この木は樹齢５００年だそうです。「ご神木」とかかれてました。大きな木って癒されますね〜

ほら、昼間はこんなに写真が上手なのよ(^_^)b

帰りにはホテルの真ん前にある、懐かしいカテドラルを訪れ、あぁ、こんなすばらしいところで演奏会ができていたのだなあと、あんな右も左もわからない大学生の頃にもったいないなあと思いながら新宿までバスで出て、その後近所のおそば屋さんでおそばをたべて帰りました。
夫は家に帰るや布団に倒れ込んでいました。足が痛いというのでたたいてあげていたら知らないうちに寝息を立てていました。そんなこと久しぶりだなあ。慣れない運動をしてよほど疲れたに違いない。私も３０分くらい昼寝をして、あとは何をするともなくのんびり残りの一日を過ごしました。夕食はカレー。８時頃ようやく起きてきた夫は「寝過ぎて頭が痛い」と言っていました。。。

都内のホテルで一泊、いいですよ。はまりそう。次はちゃんとしたプールのある所に泊まりたいですね。夫はマッサージ器があればそれでいいらしい。ネットで調べたところ、横浜のベイシェラトンは屋内プールも、それからジムもマッサージ器もあるみたいなので、次はそこかな〜♪

利尻・礼文紀行〜帰途〜

ずいぶん長い旅行記になってしまいました。

稚内行きのフェリーに乗ってお昼過ぎには稚内に到着。そこから空港までまたバスで行かなくてはなりません。夫は利尻で本当はウニ丼を食べたかったのに時間がなかったのとショックとで食べられなかったため、稚内でもう少し腹ごしらえをしておきたいと言うので、「北市場」という市場の二階の食堂でウニ丼と三色丼（ウニイクラほたて）を食べることにした。しかしお昼時と言うこともあってか注文してしばらくたつのに全然出てこないので、夫は下のお土産売り場で職場の人に頼まれていた「白い恋人」と「六花亭バターサンド」を先に買いに行った。すると買いに行って５分位したところで注文したものが来たので、先に食べ始め、今度は私が先に食べ終わって下にお土産を買いに行った。

職場の人や友人に買うには、コンブとかそういうものじゃなくて普通のものがいいなあと思っていたので、ロイズのチョコと、北海道限定アズキプリッツ、というのを買い（これは衝動買いだったんだけどかなりおいしかったみたいです）、食べ終わって降りてきた夫と「夕張メロンソフトクリーム」と「ミルクソフトクリーム」を二つ買ってシェアし、急いでバス停に向かった。

急いで、と言っても、急いでいたのは私だけで、夫は急がなくては行けない場面になると突然行動が緩慢になることは前に書いたと思うけど、例外なく今回もそうであった。結局はバスには十分間に合ったんだけど、私は５分前にはその場所に着いていないと気が済まないので、またイライラしてしまった・・。

そして空港に到着。３時発の羽田行きに乗り、５時頃羽田に到着。急いでベベこの元へ〜！！

３日ぶりのベベこは、私たちが帰ってきたらにゃーにゃーにゃーにゃーとウルサイ程に鳴いた。見たら餌が空になっていたので、慌てて餌をあげると、すごい勢いで完食。またニャーニャー言うのでまた入れるとまた少し食べ、ひとしきりまた騒いだあと、今度は外へ出て行った。そうしたら一時間くらい帰ってこない。そうかー、出たかったんだなーと思いながら、トイレの掃除をし、水を換え、「よっしゃ、今日はピザだ！！」とピザーラを注文しました。

べべこは外から帰って来てからもえさを食べたり鳴いてまとわりついたりと２時間くらいは騒いでいましたが、その後は落ち着いてまた寝ていました。

ちょっと寂しかったと思うけど・・でもきっと何日かは空けても大丈夫なんだな。でも我慢してくれてありがとう！！そして、２日目に様子を見に来てくれて餌やトイレの世話をしてくれた妹もありがとう！！

４年ぶりの旅行は、本当に楽しかったでっす(^_^)

利尻・礼文紀行〜最終日３日目〜

明日の朝ご飯は和食ですか？ーーーいいえ。というやりとりを期待していたのに、前の晩にすでに朝食にカリカリベーコンがでないことが判明してしまった・・(T_T)うえーん。でも、湧水でわかしたコーヒーが飲めると言うので期待していた☆でも・・牛乳がなかった(;_;)うえーーーん。ミルクじゃなくて牛乳を入れたいのに・・。ミルクで我慢したけど。我慢できなかった夫は「じゃあいい」と部屋に先に帰ってしまった。

まだ書いていなかったけれど、利尻・礼文には家畜と言うものが一切存在しないのだ。礼文に数年前まで牛が数頭いたらしいのだけど、ミルクの殺菌機が壊れて修理代がないので売ってしまったとか・・。そういえば猫にも全然会わなかった。島に猫はいないのだろうか？これは聞くのを忘れてしまいました。

この日は１１時のフェリー・稚内行きに乗りたかったので、それまであまり時間がない。風はかなり強かったけど雨は上がっていたので、前の日に田中さんに教えてもらった「ペシ岬」に行くことにする。

ホテルの送迎車でフェリーターミナルまで行き、コインロッカーに荷物を預けて岬に行こうとしたら、「おはようございます」と声をかけてくる人がいる。見ると・・山田さん、じゃなかった田中さんであった！！「昨日はありがとうございました」「これから教えていただいたペシ岬に行きます」と言ったら、「頑張ってください」と言われた。え？頑張ってください？？ん〜これはもしかしたら展望台に行くのに結構大変なんじゃ・・と思って登り始めた。

そしてそのイヤーな予感はやはり的中。かなり急な坂。しかも上に行くに連れて風がびゅーびゅー吹いてきて、遮るものがないから下手したら飛ばされるんじゃないかと（そんなに痩せてない）恐怖感も時折感じつつ、１５分くらいかけて展望台に登った。・・そうしたらこの見晴らしですよ！！登って良かった。田中さんバンザイ！！

上でセルフシャッターで何枚か写真を撮り（それは公開できるような代物ではないので省略）、ズリズリすべりながら下に降りた。

再びフェリー乗り場に戻り、またしても田中さんに会う。「すごい良かったですよ〜、ありがとうございました！！」とお礼を言い、少しお腹がすいたので田中推薦の「漁協がやっている店」というのに行ってみた。最後にウニ丼でも食べるか〜、と言っていたのだけど、着いてみたらなんと！！生きたままのウニが大きな水槽に入っており、一つ５００円（だっけかな？）でそれを食べさせてくれるらしい！！ということで迷わず「一つください」とお願いする。

そうすると、こうやってハサミを入れ、まっぷたつに割ってくれるのだ！！そして裏っかわについているウニの卵巣（雄の場合は精巣）を食べる！！ギャー、まだ動いてるよ〜。




私はこんなもの見たのは初めてだったので、デジカメのムービーで撮ったり、キャーキャー騒いでいたのだが、夫はその横で、消え入りそうなか細い声で「ワシ、こーゆーの苦手やねん・・」と何度も何度も言っている。でもせっかくだからと私が箸で少しとってあげ、一応一口は食べたけど、もう本当に今にも倒れそうな雰囲気でした(^▽^;)ごめんよ〜夫。

それから漁協の中に入って、焼きタコと焼きホタテを注文し、船の時間が近づいてきていたのでタコは包んでもらってフェリーの中で食べることにし、ホタテを食べたのだが、これがもうホントにおいしかった・・。ウニの切り裂かれる様子をムービーで撮ってしまったためにもうメモリーがなくなってしまって撮れなかったのだが、塩加減といい、焼き具合といい、本当に絶品であった。フェリーで食べたタコも非常においしかった。・・でもなんでこれを焼いてた「海の男」風のにいちゃんはあんなにダルそうだったのだろうか？・・まああまり来ない観光客相手に、ぼちぼちタコを焼いてるだけなんてつまんないのかなあ。遊び盛りの年って感じだったもんなあ。

かわいそうな夫は、このウニの体験がかなり恐ろしかったらしく、「もしあんたがつかまえられて生きたままお腹を切られて自分の内蔵を食べられるところをみたらどんな気持ちがする？」と私に何度も説教（？）していました。「そうだよね〜」と言いながらも・・いやあすごい興奮したなあσ(^_^;)と思っておりました。

でも不思議だったのは、次のやり取り。ウニを売っていた係のおじさんに、
「これ（私たちが食べるオレンジ色の部分）は、ウニのどこなんですか？」
「卵巣だよ」
「じゃあ、メスしか食べないんですね」
「いや、オスも食べる」
「え？でもオスには卵巣、ないですよね？」
「いや、ウニにはオスにも卵巣がある」
「？？？？」

まっさか・・。じゃあオスとメスはどこが違うんだ？？

と思って家に帰ってからネットで調べたら（夫が調べてくれました）、私たちはメスの卵巣かオスの精巣を食べるということだ。そしてそれらは少し味が違う、と書いてあった。そうか、やっぱりオスには卵巣はないのだ！と思ってホッとしたが、しかし、卵巣と精巣が「少し味が違う」程度でいいのか？しかも両方ともオレンジなのか？？おかしいなあ〜。。

と言う疑問はまだ解決していません。調べなきゃ。

しかし、あのおじさんは毎日ウニで生活してるのに、オスにも卵巣があると信じているんですねー。別にそれでも生きて行けるのか。

帰りのフェリーでは、利尻からカモメたちが３０分くらいずっとついてきていました。観光客から餌をもらおうと思っていたのかな。何枚かピンぼけなのを消してメモリーを作り、数枚は撮りましたが、本当はムービーで撮りたかったな。餌もあげてみたいな〜と思っていたら、礼文の観光バスからずーっと一緒だった若夫婦のダンナさんの方が、ファミマの玉子ボーロを投げてやっていました(^^)カモメたちは一生懸命取ろうとするんだけど、船が速いのもあってなかなかキャッチできず、１０回くらい投げたうちの１、２回くらいしか食べれてませんでした。奥さんは、「やめて、って言ってるんですけど・・」とか言いながら結構楽しそうに写真を撮ってました。そういえばこのダンナさんは、一度、甲板で上半身裸になって両手を頭の上にサルみたいに乗せて奥さんに写真を撮らせていました・・。隠れて撮ってたみたいだけど、見ちゃったよ(-。−;)。こーゆー人たちは家で何してるかわかりませんね。